住まい事例 FUR邸&賃貸 |
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DATA
建築場所:東京都大田区
建築用途:専用住宅+賃貸(2戸)
敷地面積:215.46u(65.17坪)
延床面積:247.01u(74.71坪)
構造:木造 3階建
本体建築費:3,000万円台
家族構成:施主、子供3人
国で進める省エネ基準以上の性能を持つ住まいで、ポイントは断熱材と遮熱シートの併用です。
「暖冷房は使わない。真冬の朝でも室温が13℃以下の家には住みたくない。建替えはそのためにする。」と言われ、「それは無理でしょう」と言ってしまったほど設計に対する高いハードルがありました。
と言うのは、真冬に1日中、もちろん夜も暖房をつけない生活で早朝の室温13℃の確保は無理です。(夜18℃の生活で−5℃なら可能かも)
この住まいにはエアコンをはじめ暖冷房器具は備え付けてありません。唯一コタツがあります。
冬は昼間の太陽と人間の熱で、夏は自然の風の流れと機械換気扇のみで生活する住まいです。
断熱と気密に細心の注意を払い、壁・天井断熱は100oのグラスウール(天井は200o)と遮熱シートを併用。基礎は内側に断熱材を入れました。サッシの隙間はウレタンを充填。気密は外周の合板で取っています。土台下には気密パッキンも入れました。
暑さ対策は、深い軒の出で直射日光を遮り、空気を動かすのは窓の配置で行い、機械は換気扇のみです。床下に開閉型の通気口を設けて暑い時期は開放してもらいます。
自然を生かす装置は色々取付ましたが、知恵と工夫でエコ生活を楽しむ住まいです。
2階リビング
窓も多く開放的な和室。
襖は全て引込でしまえます。
大きな堀こたつとパソコンデスクがあります。
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2階リビング
「開放的でないとダメ、
室と廊下は一体的に使うので
襖はいらない」と言われましたが、
軽量な襖とし必要のない時は
全てしまえるようになってます。
大きな空間は空気が動くと冬は寒いのです。 |
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ダイニング・キッチン |
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洗面脱衣室
この住まいの建替えの目的の一つ、
近い将来に備えての
シルバーハウス仕様です。 |
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寝室
広く、ゆったり木の香りがする室。
水廻りに直結しています。 |
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寝室
タタミ敷の附室があり、
収納とデスクが付いています。 |