住まい事例 IT邸&AP
DATA

建築場所:東京都墨田区
建築用途:共同住宅
敷地面積:120.80u(36.54坪)
延床面積:363.11u(109.82坪)
構造:鉄骨造5階建
本体建築費:9,000万円台
家族構成:夫婦、子供2人、祖母




外観
私共に建設計画の最初の話があったのは、父母が住んでいた鉄骨3階建住宅兼車庫を
子供世帯とお母さんが住めるようにリフォームしたいという事でした。
しかし、リフォームの設計をするにあたり調査の結果、建物構造の安全性に問題があることがわかり、
このままリフォーム設計を進めるか、補強するか、解体して新築で建て替えるか、
設計者と建主の持てる知識と知恵を出しながら思案に暮れる日々が続きました。
半年くらい検討したでしょうか、
両者の一致を見た答えが、「完成後金銭的に安定した生活ができる建物を建てる」事でした。
問題は資金計画の立て方です。
そこで無理のない計画にするために
1)建物規模は予算から決定し、無理に大規模にしない事
2)設計で建設費を極力安価にする努力をする事
3)住宅部分は必要最小限にし、アパート部分を優先的に大きくする事
4)行政指導の小規模開発以内の部屋数にする事
5)エレベーターは将来取り付け可能なスペースを確保し、取付までは貸室収納とする事
等の取り決めで新築設計をスタート、工事費や工期と紆余曲折を経て、
リフォーム計画から完成まで2年を要して完成したプロジェクトです。
外観

ALCデサインパネル
3階手摺でデザインアクセント
エントランス

小さなアパートとはいえ
入居者に敬意を払い
隣地境界線に高さ2mの
凛々しいタイル張の塀
住居部分との仕切りに
コンクリート隔てを設けて奥行を演出
住宅部分リビング

吹抜部の階段室内を少しでも広くするには階段も室内に設ける
しかし、空調管理は大切です
ダイニングキッチン
ダイニングキッチン
リビング吹抜
リビング吹抜
多目的ホール

3帖ほどの小さなスペースですが
リビングとの一体空間で
これからの家族の使用方法によって
生きてきます
吹抜けからダイニングキッチン
キッチン

奥様が少ない予算の中で
アレンジしたキッチンセット