住まい事例 MK邸
DATA

建築場所:千葉県浦安市
建築用途:専用住宅
敷地面積:73.58u(22.25坪)
延床面積:78.66u(23.79坪)+小屋裏
構造:木造2階建
本体建築費:1,000万円台

家族構成:夫婦、子供




外観

「四角の箱は求めない」という奥様の言葉に
法に規制をクリアしながらバランスを考えた
デザイン
竪格子ルーバーも一役買っている

浦安は東日本大震災で液状化による大きな被害が出ました。こちらの住宅も建替えです。
ちょっと目に見えない設計部分について触れてみたいと思います。
設計で最初から最後まで悩み考えたのは液状化の対策です。
御主人の「大地震には勝てない。大掛かりなことはいらない。次に同程度の地震が来たら修理して住めるように
考えて」という言葉に勇気づけられて設計を進めたというのが本音です。
限られた予算の中での液状化対策の住まい造りは設計者にとって”悩ましい”問題です。
実際お金をかけて大掛かりな工事をすることで解決するとは言い切れないのが液状化現象なのです。
近隣の被害状況をよく見ると盛土をした敷地に被害が少ないことと道路が波打っているのが見てとれました。
そこで今回の対策は盛土と砕石と強靭なシートで造成することにしました。
地盤面を道路より40cm砕石で高くし、シートで地盤を一体にして液状化で吹き上げる水を敷地の外に逃がすことで
安定した地盤を確保する考えです。
建物は極力軽くし、1階床は土台より低い位置に設けて改修しやすくしています。
 
完成時に家族で
ダイニングキッチン
内装仕上は全て息子さんが決めました
ダイニングキッチン
ダイニングキッチン
ダイニングキッチン
リビング
ダイニングと一体感があり広く使用できるが
床に4.5帖の大きさのタタミを敷き込むことで座の生活も可能に
リビングの一角のPCスペース
室の片隅にPCを入れることで
室内がスッキリ
居室
居室にも小屋裏収納
ともかく収納が多い
全ての居室が小屋裏収納付
明るい浴室と洗面スペース